結論: 「更新月」はもう関係ない。今は「契約時期」と「利用期間」で決まる
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以前の「2年縛り」時代は、更新月(契約から2年ごとの決まった2ヶ月間)以外に 解約すると高額な違約金(9,500円前後)がかかる仕組みでした。この仕組みは docomo・au・ソフトバンクいずれも既に廃止済みで、更新月を気にする必要は もうありません。
ただし、「じゃあ今は解約金が一切かからない」と思っていると、それも古い 情報になりつつあります。2024年以降、3社とも短期解約(主に1年以内)を 対象にした少額の契約解除料を新設しています。今の基準は「更新月かどうか」 ではなく、「いつ契約したか」と「契約からどれだけ経ったか」です。
3社の現状(2026-07-13時点で確認済み)
- docomo: 2025年3月1日以降に新規契約(MNP新規含む)した回線が対象。 「利用実績がない」かつ「過去1年間に同一名義の別回線が1年以内に解約されている」 の両方に当てはまる場合、1,100円(月額1,100円未満のプランはプラン月額と 同額)。8日以内キャンセル・ハーティ割引・ちかく専用プランは対象外
- au: 2024年6月1日以降に新規契約した回線が対象。1年以内の解約で 最大990円(2022年3月末に一度解約金を全廃した経緯があり、その後 短期解約対策として再導入された)
- ソフトバンク: 2026年7月1日以降に新規契約・のりかえ(MNP・番号移行) した顧客が対象(本記事執筆の12日前に施行されたばかり)。契約開始月から 12ヶ月以内の解約で発生、金額はプランにより異なる(音声基本プランの 大部分は1,100円、特定データプランは748円等)。ソフトバンクグループ内 (ワイモバイル・LINEMOへの移行)や8日間キャンセルは対象外
実務的に何を確認すればいいか
- 自分の契約日を確認する: 上記の対象開始日(docomo 2025-03-01、 au 2024-06-01、ソフトバンク 2026-07-01)より前の契約なら、今のところ この解除料の対象外である可能性が高い
- 対象開始日より後に契約した場合、契約から1年(ソフトバンクは12ヶ月) 経っているかを確認する: 経っていれば解除料はかからない
- 1年未満で解約する場合: 各社とも「通常の利用実態がない」パターン (docomoの「利用実績なし+過去の短期解約」等)が主な対象なので、 普通に使い続けた上での乗り換えなら、条件次第では対象にならない ケースもある——最終的には契約中の回線の公式マイページ・約款で 自分の契約に当てはまる条件を個別に確認するのが確実
なぜ今このタイミングで各社が解除料を新設しているか
背景は[tanki-kaiyaku-blacklist]で扱った総務省のホッピング対策の議論と 同じです。特典・還元目当てで契約と解約を高速に繰り返す動きが問題視されて おり、各社の解除料新設もこの流れの一環です。総務省自体は2026年夏に 方針決定を予定しており、今後さらに制度が動く可能性があります。
やってはいけないこと
- 「更新月以外は解約金がかかる」という古い知識のまま行動する: 3社とも 既に更新月の縛り自体を廃止済みです
- 「今は解約金が一切かからない」と思い込んで契約時期を確認しない: 2024年以降の新規契約には短期解約解除料が新設されているため、 契約日を必ず確認する
- 1社の情報だけを見て他社も同じだと判断する: 対象開始日・金額・ 条件は3社で異なる
まとめ
更新月の縛りはもう存在しませんが、代わりに「契約時期」と「利用期間 (主に1年)」を基準にした少額の解除料が2024年以降に新設されています。 自分の契約日を対象開始日(docomo 2025-03-01/au 2024-06-01/ ソフトバンク2026-07-01)と照らし合わせて確認するのが、今の正しい 確認手順です。短期解約が審査に与える影響については [tanki-kaiyaku-blacklist]、乗り換え全体の考え方は親記事 [sim-norikae-zenbu]へ。